ホフステッドの次元

【追記:2009年08月03日】
下記、多文化論!?に関連して、以下の書籍は興味をひかれる。

想像以上に「多文化」に関する書籍が市場にあることが確認できたが、どれから攻略するのが良いのか・・・上記の著者、青木保[1]氏に関する紹介を以下に記しておく。

脚注:[1]
青木保(アオキタモツ)
1938年、東京に生まれる。東京大学大学院(文化人類学専攻)修了。大阪大学で博士号(人間科学)取得。大阪大学教授、東京大学教授を経て、現在、政策研究大学院大学教授。著書、「儀礼の象徴性」(サントリー学芸賞)、「「日本文化論」の変容」(吉野作造賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

【公開時、投稿記事】
先日公開した投稿記事「【012】天才!成功する人々の法則」で紹介した書籍であるマルコム・グラッドウェル著「天才!成功する人々の法則」(講談社:2009年05月)マルコム・グラッドウェルに、とても興味をひかれる内容として「ホフステッドの次元」というものがある。

これは、「職業や仕事に関して人々が持つ価値観を国の文化と関連づけ、権力の格差、個人主義対集団主義、男性らしさ対女性らしさ、不確実性の回避という4つの「次元」で定義し、これを「ホフステッドの4次元」として公表されたものらしい。オランダ人心理学者ヘールト・ホフステッドは、異文化間心理学のパラダイムとして、ホフステッドの次元を出した、とのこと。

こうした「異文化」交流や心理学といった「文化」を背景にした理論、科学といった類のものは、グローバル化が進む中で、非常に重要な要素と信じているし、これから益々着目していきたいと考えている。

ヘールト・ホフステッドの書籍として、以下は注目である。

上記に加え、投稿記事「人から人へのコミュニケーション::経験の普遍化・一般化」は、初歩として十分な情報が提供されていると考える。

ホフステッドは、国民文化を5つの次元からそれらを数値化しています。5つの次元とは;

  1. 「個人主義対集団主義(IDV: Individualism)」
  2. 「権力の格差(PDI: Power Distance Index)」
  3. 「不確実性の回避(UAI: Uncertainty Avoidance Index)」
  4. 「男性型対女性型(MAS: Masculinity)」
  5. 「長期的志向(LTO:Long-Term Orientation Index)」

この5つの次元から国別の文化に数値をつけていますので、国別に比較ができます。数値は0から100が基本で、国によっては100以上の数値となっていますが、それは、基準を作成した後で測定したある国の数値が100を超える程度であったということです。それぞれの次元の意味することは以下の通りです。

個人主義対集団主義(IDV):
スコアが高いほど、個人主義(個人間の結びつきがゆるく、自分の利害と身近の家族の利害を守る)的な文化。個人主義に対応する集団主義は固く結ばれた社会的な枠組みが特徴で、人々は自分のグループ内の他者に対して、自分が困ったときには面倒を見てくれて、保護してくれると期待する。

権力の格差(PDI):
スコアが高いほど、組織内に権力の大きな差異があることを受け入れる。

不確実性の回避(UAI):
スコアが高いほど、社会の不確実性やあいまいさを避け、安定を図り、リスクを軽減しようとする。

男性型対女性型(MAS):
スコアが高いほど、男性が独断的で支配的な役割を負い、女性はサービス志向的な他者の世話をする役割を負うという傾向がある。

長期的志向(LTO):
スコアが高いほど、物事に対する結果を長期的に待つことができる。

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