【063】電子書籍市場

記述日:2009年08月26日 | カテゴリー: Note 004, 新聞記事 | タグ: ,

「朝日新聞 2009.08.26 朝刊」より。

「asahi.com(朝日新聞社)::電子書籍市場、米で急拡大 ソニーは新端末で攻勢(1/2ページ)」に同内容の記事が公開されているので、個人的に重要と考える部分を引用しておく。

電子書籍市場、米で急拡大 ソニーは新端末で攻勢
インターネット上で買った著作を専用端末などの画面で読む「電子書籍」市場が、米国で急拡大している。25日はソニーが新端末を売り出し、ネット接続できる新機種の投入も発表。米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムとの競合の激化で、電子書籍の普及は本格化しそうだ。

ソニーの電子書籍事業部のスティーブ・ヘイバー社長は25日、ニューヨークでの会見の最後に、専用端末「リーダー」シリーズでは初めてとなる通信機能付きの新機種を披露した。クリスマス商戦向けとして12月下旬に売り出す予定の機種を早くも公表。同日販売を始めた2機種も含め、一気に3商品を投入する異例の戦略に、同社の力の入れようがにじむ。

米国の電子書籍市場は07年ごろから急拡大。直近の今年6月は1400万ドル(約13億1600万円)と2年前のほぼ5倍の規模に成長した。

e-book_market

日本では、電子書籍の市場は、拡大するどころか失敗だったと記憶しているが・・・そうした記憶を思い起こしてくれる内容が、下記のように記述されている。

電子書籍の割合は、まだ紙の本を含めた全書籍の1%強にすぎない。だが、全書籍の売上高は、ネット配信が定着した音楽の全市場の3倍程度とすそ野が広い。これに新聞や雑誌などを加えるとさらに市場は広がる。しかも音楽よりも単価が高いため、電子化が進めば「音楽のネット市場を上回る規模になる」(業界関係者)と期待は高い。

これまでは、専用端末と電子書籍の販売ともに、アマゾンとソニーの「2強」が市場をほぼ独占してきた。

市場の「開拓者」はソニーだった。04年にまず日本で端末「リブリエ」を発売。だが、普及せず、07年5月に撤退した。06年秋から米国で初代「リーダー」を売り出し、事業の足場を移した。

ただ、米国での市場拡大のきっかけは、後発のアマゾンが07年に売り出した初代「キンドル」のヒットだった。ネットで紙の書籍を販売してきた同社が、ソフトとともに端末も売り出す事業を確立したことで、電子書籍が浸透し始めた。

(中略)

販売する著作も、店頭なら新刊で30ドル前後するベストセラーの値段を9.99ドルまで下げた。大手出版社は新刊の提供に協力的で「音楽のネット配信の普及を見ているので、各社とも書籍の電子化が進むのは避けられないと考えている」(ソニー)という。

普及を見込み、米書店最大手バーンズ・アンド・ノーブルもネット販売サイトを始め、今後は端末事業にも乗り出す計画だ。業界では、音楽のネット配信で最大手の米アップルの参入を予想する声も根強く、業者間の競争も激しくなりそうだ。

書籍は、手元に置いて、その経過年数を楽しむことも重要な購入理由なので、私にとっては、あまり関係ないかもしれないが、電子書籍が想定以上に普及すると、これまでのような「紙媒体」としての書籍が手に入らないかもしれない。

ただ、海外の人気書籍や翻訳待ちの洋書などは、これからはネットを使ってリアルタイムに手に入るようになろう。そうなると、コンサルタントしても、海外情報をリアルタイムに把握する必要が出てくるかもしれない。

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