【067】シャープの「ネットウォーカー」:手のひらサイズの小型軽量PC

2009 年 8 月 28 日 | カテゴリー: Note 004, 新聞記事, 物欲 | タグ: ,

【追記:2009年08月29日】
シャープの「Netwalker::ネットウォーカー」に関しては、既にネット上に多くの記事が公開されている。その中でも、「ITmedia +D PC USER::409グラムで10時間駆動:”Windowsの呪縛” から逃れた超小型マシン – シャープ「NetWalker」に迫る (1/3)」を参考に個人的に注目している点を引用しておく。

OSにはWindowsではなく、カスタマイズ版のubuntu 9.04が採用されている。その結果、「CPUのx86互換性」「1Gバイト超のメインメモリ」「数ギガバイトオーバーの内蔵ストレージ」という、 Windowsによって引き上げられてしまう要求スペックの制限から逃れ、大幅な小型軽量化と長時間バッテリー駆動を実現

所謂、OS の部分は、Linux の ubuntu を採用しているということになる。以前、シャープの「ザウルス」も Linux を搭載していたが、あまりにも特殊な仕様!?なため、私にはその活用には限界があった・・・「ネットウォーカー」に搭載された ubuntu は、使いこなせるだろうか!?

NetWalkerのCPUは、Netbookに見られるAtomベースのプロセッサではなく、ARM Cortex A8をベースにマルチメディア機能を統合したFreescale i.MX515を採用している。CPUクロックは800MHz、メインメモリ512Mバイト固定、内蔵ストレージは4ギガバイトフラッシュメモリ(うちユーザーエリア約2ギガバイト)だ。低スペックのNetbookと比較しても非力な環境ではあるが、動画再生にも十分なパフォーマンスを発揮する一方で、約10時間のバッテリー駆動時間を実現し、さらにわずか409グラムという超軽量化も果たしている。ネットワーク機能は内蔵モジュールにより 802.11b/gに対応する。

拡張用インタフェースとしては、本体左側にUSB 2.0ポートが1つ、右側にUSB 2.0 miniABポートが1つ、計2ポートを搭載する。USB 2.0 miniABコネクタはホスト・クライアント両方に使用されるコネクタだが、NetWalkerでサポートされているのはホスト機能のみ、つまり周辺機器を接続するためのインタフェースとして使用することになる。

内蔵ストレージは4ギガバイトのフラッシュメモリだが、microSD/microSDHCスロットが本体底面に用意されている。あまり頻繁に差し替えることは考慮してはいないようだ。なお、現在microSDHCは16ギガバイトで実売5000円前後と、非常に安価になっており、単純に増設内蔵ストレージとして使えばよいだろう。

「USBポート」の機能はあるようだが、OS の ubuntu との相性はどうなのか。DVD、マウス、USB メモリー・・・USB に接続したい周辺機器は、山ほどあるが、Windows のように簡単に接続して、機能するようになるのだろうか。ストレージも上記で十分かが気になるところである。

また、通信機能は、「内蔵モジュールにより 802.11b/g」で十分だとは思うが、「いつでも、どこでもネットと接続」を考えると、無線LAN 機能だけでは不十分である気がする。USB 機器を接続しながらのネット接続が気になるところである(というか、これが解決しなければ、購入する価値がない・・・)

ディスプレイには、1024×600ドット表示に対応した5型ワイド液晶を採用する。ざっと見たところ、明るく視認性のよい品質の高いパネルで、動画再生時の残像なども特に気になるところはなかった。ubuntuの上下パネル(メニューバーとタスクバー)によって48ピクセルが使用されるため、縦方向はやや寸詰まり感があるものの、本体サイズとのトレードオフといったところだろう。ubuntuの上下パネルは設定によって隠すことも可能だし、 FirefoxであればF11キーで全画面モードに切替えることで十分な領域を確保できる。

ディスプレーは、頻繁に利用することになるであろうメールは、長文になることはないため、1024ドットの横幅があれば、私個人としては十分である。

NetWalkerのOSはシャープカスタマイズ版のubuntu 9.04、つまり現在最も人気のある最新ディストリビューションの1つが採用されている。

WebブラウザにはFirefoxメールソフトにThunderBirdといったインターネット関連アプリを搭載しているほか、PDFなどのドキュメントビューアとしてEvince、OpenOffice.orgのWriter、Calc、Impressが搭載されており、「出先でメールを受信したものの、添付ファイルが開けない」ということはない。そのほか、メニューには登録されていないがマルチプロトコルメッセンジャーのPidgin、リモートデスクトップサーバのvinoなどもインストール済みだ。

Firefox と Thunderbird がインストールされている・・・即ち、標準でこれらのソフトが利用できるのは嬉しい。既に、ノートPC では、これらのソフトが必須であるので、特に変更する必要はなさそうである。

そのほか、CPUに統合されたマルチメディア機能が生きてくるのは動画再生だが、対応動画フォーマットはMPEG4、VC-1、H.264、FLV、音声がMP3、HE-AAC、WMAとなっており、試した限りではMPEG2やWMV、DivXなどは再生できなかった。また、評価機に搭載されていた FLASHプレーヤーは「Flash Player Lite 3.1」と思われ、YouTubeは再生できるがニコニコ動画はバージョンチェックで拒否されてしまった。

上記のようなマルチメディアに関しては、自分にとっては、あまり重要な機能ではないので特に気にならない。

【公開時、投稿記事】
「朝日新聞 2009.08.28 朝刊」より。

「asahi.com(朝日新聞社)::シャープ、手のひらサイズの小型軽量PC発売へ」に同内容の記事が掲載されているので引用しておく。

netwalkerシャープは27日、手のひらに収まるパソコン「ネットウォーカー」を9月25日に発売すると発表した。ミニノートパソコンより軽く、起動時間は約3秒。93年に他社に先駆けて発売し携帯情報端末(PDA)として大ヒットした「ザウルス」同様、新市場を開拓する狙いがある。

ネットウォーカーは重さ約400グラム。5型のタッチパネル式液晶を搭載し、幅約16センチ、奥行き約11センチ、高さ約2センチでA6サイズより一回り大きい。松本雅史副社長は「常に、携帯電話と一緒に持ち歩けるようにした」と話す。

基本ソフトはリナックス。ワープロや表計算ソフトなどを搭載しており、電子辞書の機能も加えた。フル充電で最大10時間使える。

年度末までの販売計画は10万台。海外にも投入する。今後は、文庫やコミックもダウンロードできるようにし、電子ブックとしても使えるようにする。白、黒、赤の3色で、店頭想定価格は4万5千円前後。

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