最悪の結果から何を学ぶか:日本男子バスケットボール

2009 年 9 月 20 日 | カテゴリー: テニス:他種目から学ぶ | タグ:

中学、高校、大学とバスケットボールに没頭していた。といっても、あくまでも部活動レベルで、大学では、理系ということも手伝って、体育会としての活動は、あまりにも本業の勉強が忙しくて、実質2年生でバスケットボール生活は終わってしまった。

それでも、かなり本腰でバスケットボールをやっていた関係で、当時の先輩、同期の仲間、後輩等々がそれぞれに今でもバスケットボールに深く関わっている(地方の高体連の理事、実業団やプロチームの監督、公式審判員・・・)。

バスケットボール関係者の念願だったプロ化が進んで、これから日本のバスケットボールは、楽しみだなと思っていたが、残念ながら、そう簡単ではなかった・・・いったい日本バスケットボール界はどこへ行くのか。

ネットを徘徊していると「スポルティーバ 公式サイト web Sportiva::再建が求められる日本バスケットボール界。39歳の主将が語る「今、選手たちがすべきこと」」を発見。かなり以前に見つけてはいたのだが、どうやって扱おうかと勝手に試行錯誤していたが、最終的には「普通に」取り上げようと考えた。

バスケットボールのFIBAアジア選手権が8月6日~16日に中国・天津市で開催され、日本は過去最低となる10位に終わった。

日本は大会の入り方に失敗した。それだけでなく、選手からは戦う姿勢も見られなかった。当然、結果は出ない。(中略)チーム内の意思疎通が図れず、さらには調整不足によってケガ人が続出。走れず、守れずの悪循環で、韓国、フィリピン、イラン、チャイニーズ・タイペイ、カザフスタンといったライバル国にことごとく敗れた。

「10位」は世界での話ではなく、アジアでの順位である。ここのところ、バスケットボール界では良い話が無い。NBAを招待しての公式戦を開催したが想定外の赤字。プロリーグの分裂、更には、協会理事の分裂・・・周囲からすれば、「何をやっているんだ!」と怒り心頭である。その結果が如実に現れた結果、と評されても仕方がない。

記事は更に続く。

日本のバスケット選手たちは諸外国に比べて身体能力や体格面で劣る。海外の選手が当たり前のように両立している、海外リーグと代表活動を掛け持ちしている選手もいない。そういったタフな経験がないため適応能力もない。

練習を多く積んで「これなら戦える」という確信あるスタイルを作らないかぎりは自信を持つことができず、体と気持ちが連動しないと、個々が力を発揮することもできない。

上記は、かなり重要なメッセージを含んでいる。選手だけでは、どうしても解決できない内容である。特に「海外の選手が当たり前のように両立している、海外リーグと代表活動を掛け持ちする」ことは、選手だけでは解決できないだろう。ただ、こうした状況を、日本の環境下でどうやって解決するかは、選手の周辺が検討すべきであろう。協会の体制も改善の余地がありそうである。

「日本代表は日本でたった12人しか選ばれない名誉なところなのに、最近はメンバーが固定されて、競争心がなかった。サッカーのようにJリーグで活躍した旬の選手を選んだり、ダメだったら入れ替えを頻繁にしたり、将来性ある選手は学生からもどんどん招集すべき。そうすれば競争心も出るし、若い選手たちに希望が出てくる。

(中略)

日本は一度決めたことは守り通す律儀なところがあるけれど、日本協会が積極的に動いて、各チームが快く代表に送り出す体制を作っていかないといけない。当然そこで代表から落ちる選手がいたとしても、競争することで精神力もつく。「やってやるんだ!」とギラギラした勢いある選手を入れて活性化すべきだと思う」

更に、選手達は以下のように述べている。

ここまで一気に話すと、折茂は「これ(史上最低の10位)は大変な事態なんだ・・・」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。そして、また上を向いて言葉を続けた。

「一番に変えなきゃならないのは“個人の意識”です。今回はヘッドコーチが変わったり、コンディションの悪さからチームが噛みあわず、一人ひとりが気持ちのコントロールができなくなった。そこで出てきたのは言い訳。でもやるのは他の誰でもない自分自身。何かのせいにするのではなく、まずは自分に目を向けないと。自分がしっかりやって、次に進まないといけない。恥ずかしながら、今の日本代表はそれすらできていなかった」

39歳、折茂のバスケットボール人生には限りがある。彼は今まで自分が失敗してきた経験を若い世代に全部伝えるという。だけど口ではいくらでも言うことができるし、聞き流されることだってある。「大切なのは、選手それぞれが悔しさやうれしさを味わって教訓にしていくこと。それを経験できる真剣勝負の場を増やすこと」だとも言った。

そのために必要なことは、「JBLだとか、bjだとか、それぞれのリーグのレベルを上げることじゃなくて、日本のレベルを上げていくこと。日本代表を強くするためにはみんなで協力体制を作っていかないといけないんだ」と強く訴えた。

この夏、アメリカでトレーニングを積んだ竹内譲次は「このザマを作ったのは自分たち。個人の意識から改革する必要がある」と自分自身に向けて言った。

ケガで試合に出ることができなかった桜井良太は「日本は他の国ができている“自分がやってやる!”という気持ちが足りない」とベンチで見ていて痛感したという。

司令塔として試合に出続けた五十嵐圭は「結果は結果として受け止めて前に進むしかない」と覚悟を決めた。選手たちは皆、わかっているのだ。今後、自分がやるべきことを。

負けたらそこで終わりじゃない。折茂が言うところの「実際に悔しい思いをした」彼らから改善すべき点を率先して行動で示して、体現していかなければ何も変わっていかない。その責任を果たすのも、たった12人しか選ばれない“日本代表”のすべきことなのだ。

選手のメンタル的な問題も大きな要因である、とそれぞれが述べている。ただ、それをどうやって改善していくのか。「日本を代表する自覚」を各選手がどうやって作り上げていくのか。

日本バスケットボールは、どん底からどうやって立ち直るのか・・・

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