「ちくま日本文学」で坂口安吾
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先日の投稿記事「「千夜千冊」で日本人論を検索すると・・・坂口安吾の「日本文化私観」」から、坂口安吾が頭を離れず、ふらっと立ち寄った本屋で、坂口安吾の「日本文化私観」を探したが、簡単に見つかるはずもなく、諦めた時に、何やら大袈裟に本屋の一角を占める「ちくま日本文学」というタイトルが目に入った。
30冊から40冊が並んでいただろうか(実際には、40冊あるようである・・・)。その中に幸運にも坂口安吾というのがあった。「ちくま日本文学(009)-坂口安吾」(ちくま文庫:2008年02月)
である。どうやら名作家の入門書として出版されていて、一作家一冊のコンセプトで、短編集や代表作を集約して文庫本にしてあるらしい!
手にとって中身を確認すると、探してた「日本文化私観」だけでなく、「堕落論」や「続・堕落論」、更には、随分と昔に読んだ記憶がある「白雉」もリストされている。これは、まるで今の自分用に出版されているのではないか、と思わされるような内容で、即購入。仕事の移動途中の電車の中で、「日本文化私観」、「堕落論」、「続・堕落論」を一気に読了。と言っても、全てがエッセイであるから、一気読みと言ってもさほど時間は掛からなかったが。
なるほど・・・「ちくま日本文学」の文庫本のように、名作を寄せ集めて出版されているような文庫が存在するのか、ということを今更初めて知った。この文庫本には、以下の短編が収められている。
- 風博士
- 村のひと騒ぎ
- FARCEに就て
- 石の思い
- 風と光と二十の私と
- 勉強記
- 【読了】:日本文化私観
- 【読了】:堕落論
- 【読了】:続堕落論
- 白痴
- 金銭無情
- 湯の町エレジー
- 高千穂に冬雨ふれり
- 桜の森の満開の下
上記から、「白雉」は再読してみたいし、「金銭無情」も興味がある。個人的には、本当に何十年振りかで読んだ坂口安吾は、かなり新鮮に感じた。特に、評論であるから、読み易かったこともあるかもしれないが、意外と飾りのない坂口安吾の文体が好きなのかもしれない。



