ボールゲームは、大別すると4種類
書籍の紹介としてのウェブページ、「松岡正剛の千夜千冊::「オフサイドはなぜ反則か」中村敏雄」に、とても興味深い解説がある。書式を多少改良してご紹介しておこう。
そもそもボールゲームには大別すると4種類がある。
- 2つのチームが交じり合って競技する(サッカー、ラグビー、バスケット、アメフト、ホッケー、アイスホッケーなど)
- ネットを挟んで交互にサーブをおこなう(テニス、卓球、バレーボールなど)
- 交互に攻守を変える(野球、ソフトボール、クリケットなど)
- ボールを1人1人が別々にホールに入れていく(ゴルフなど)
こうした大別の方法は、言われてみれば何も目新しいものではないが、なかなかこうした区分を明記することはできないものである。更に、このウェブページで最も興味深いのは、以下の分節である。
オフサイドはイギリス型のサッカーやラグビーに緻密に発生し、アメリカ型のバスケットやアメフトにはきわめて甘くなっているということになる。このあたりの理由を考えていくと民族文化の表現のありかたがいろいろ議論できておもしろいのだが、たしかにアメリカがつくったスポーツは、アメフトもプロレスもそうであるが、たとえ「やばいプレー」でも、それが見事に “完遂” されている場合は喝采を受けられるようになっている。アメリカでは「やり抜く」ことのほうが評価の対象なのだ。
けれどもイギリス型のスポーツは「やばいプレー」は称賛されないし、とくに「汚いプレー」は軽蔑される。少なくともかつてはそうだった。そしてラグビーは、その「汚いプレー」を超越しながらエキサイトできるルールのほうへ発展していった究極のボールゲームだったのである。本書が縷々説明しているオフサイド・ルールの歴史も、この「汚い待ち伏せ」をどのように撤廃するかという一点で発展してきたものだった。
実は、テニスに「文化」やその「起源」から分析すること重要だと以前公開したことがあるが、意外と閲覧者からの反応は寂しいものだった(と、表現はするものの、自分でも自信がなくて、ひっそりと公開したに過ぎなかったけど・・・)
テニスは、その起源が明確ではないそうだが、どうやら発祥はフランス、更にイギリスで正式にテニスとして紹介されたらしい。即ち、上記で指摘する「イギリス型」のスポーツということになる。「イギリス型」というよりは、間違いなく「ヨーロッパ型」のスポーツである。更に、テニスは、まだまだ他のスポーツと比べると歴史が浅いため、こうした「ヨーロッパ型」というところにも、テニス界の発展のヒントがあるような気がしている。
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