東野圭吾氏の「眠りの森」を読む・・・
![]()
本当に久しぶりに読んだ推理小説である東野圭吾氏の「加賀恭一郎シリーズ」の第一弾、東野圭吾著「卒業」(講談社文庫:1989年05月)
に続き、その第2弾である東野圭吾著「眠りの森」(講談社文庫:1992年04月)
をあっさり読了。
主人公であって、東野圭吾氏の分身としての加賀恭一郎が、大学を卒業してから、中学教師になり、そして、その教師の職を辞して刑事になったストーリーは、このシリーズ第2弾で明らかにされている。加賀恭一郎が密かに恋心を持つダンサー浅岡未緒との会話にそれが登場してくる。途中、ちょっとした恋愛小説かと勘違いさせるようなストーリー展開もあるが、第1弾同様、本格的な推理小説としては、最終的な犯人や殺人の方法などに物足りなさを感じるかもしれない。加賀恭一郎が、その犯人と殺害方法に至る経緯は、私にとっては、唐突過ぎて、ちょっと理解できないような部分もあった。
しかし、元刑事だった「親父」と息子の加賀恭一郎の会話や多くのダンサーの中から数少ない「成功者」になるためのダンサー達の人間模様、トリックに関しても、第1弾のような最先端科学の登場もなく、とてもオーソドックスであり、推理小説を超えた面白さがあった。最後まで読んでみれば、いったいこれから加賀恭一郎は、どうなっていくのかと「ふっ」と思ってしまったところは、正に東野圭吾氏の術中にハマってしまったというところだろうか。第3弾も楽しみになった・・・
印刷



