「第32回 全国選抜高校テニス大会」に向けて与えられた大きな課題

2009 年 12 月 28 日 | カテゴリー: テニス:課題 | タグ:

2009年12月25日から3日間、「平成21年度 関東選抜テニス大会」が開催され、本戦1回戦で敗退するものの、その後、順位決定戦では圧倒的なスコアで勝利し、何とか7位に食い込み、「第32回 全国選抜テニス大会」への出場を決めた。

大会前から「本戦1回戦は、ダブルス 2 とシングルス 3 の「でき」が勝敗に大きく影響する」と勝手に予言して、娘に説明していた。通常は、ダブルス 1 でのエントリーである我が娘には、しっかりダブルス 1 で勝利すること、というのが役割だと信じていた。

しかし、予想は見事に裏切られ、必勝を目論んでのダブルス 2 での出場となった。試合は、4-1 でリード。これまでの実績やダブルスの試合経験から、4-1 から逆転されるとは誰も信じていなかった(対戦相手は、逆転を信じていたとは思いますが・・・)。前半の娘をみている限り、それほど調子が悪いわけではないし、パートナーも仲の良い学校のお友達、と悪いコンビネーションではなかった・・・

油断があったのか、それとも試合中に何かが起きたのか・・・あれよあれよと追い付かれ逆転され、結果は 4-6 での敗戦。チームもこの試合の結果で1回戦敗退という結果になった。原因は、明らかに我が娘のネットプレーでのミスが多くなったことにあるとは、我が妻の原因分析だった。

その後、コンソレーションでの1回戦は、エントリーから外された。ショックのあまり、号泣から復活できない娘を思いやっての配慮だったそうだが、そうした配慮は、全く娘とっては理解できていないようだった・・・

その晩、監督に呼ばれ、本戦を振り返って、何が悪かったのか、何が必要だったのかを十分時間を掛けて話し合ったそうである。「良いものをもっている。高校生にしては信じられないようなプレーを実践できる・・・しかし、そうした自分に気が付かず、一つのミスで崩れ去ってしまい、波に乗れない。そんなことをいつまで続けるのか・・・」と概ねこうしたことを話し合ったそうである。

「明日は、シングルスにするか、それともダブルスにするか」と監督が問い合わせても何も返事がない・・・監督としては、「外せない」と考えてくれていたそうだが、あまりの衝撃的な敗戦だったようである。そして迎えた大会2日目。「ダブルスのリベンジをさせて欲しい」と娘から宣言されたそうである。この一言で「本戦と同じオーダー」を決定した、とのこと。

そして・・・我が娘に大きな課題が宣言される!

「今日の試合では、最低でも試合中にガッツポーズをとること!できれば、3つは声を出してのガッツポーズをすること。それで試合の波に乗れ」

我が娘は、試合中、スコアカウントをする時以外は、ほとんど無口。それどころか表情も変えない!対戦相手からすると「何を考えているか解らない」ということで有名で(少なくとも、我が娘を知っている方々には有名です・・・)、長年ガッツポーズどころか声をあげたことなどない。誰でもできること(または既に実践しているようなこと)のような課題ではあるが、我が娘にとっては「勝て」という課題よりも達成が難しいかもしれない。

2日目。リベンジを誓ってのコンソレーション2回戦。対戦相手は、茨城県をトップで通過している強豪。戦前は、大接戦になる、といった大方の予想だった。試合は、2面展開。シングルス 1 とダブルス 1 がウォーミングアップ。両校の応援が始まった。すると・・・

真っ先に声を上げたのは娘だった・・・些細なことだが、普段から多くのことに冷めている娘が真っ先に応援の気勢を上げる、というのは私にとってはかなりの驚きだった。他の選手の御父兄から「めっずらしい!娘さん、応援している・・・」との御指摘。応援は、これまでも実践していたが、「真っ先に声を出す」ことはなかった。そして・・・

シングルス 1 もダブルス 2 も勝利して、ダブルス 2 とシングルス 2 がコートへ。同時に試合は進行していく。娘は、調子が悪いわけではないが、数回小さなガッツポーズをするに留まっている。娘のダブルスのパートナーが、大きな声で娘のショットに対してガッツポーズをしているが、娘は反応なし。そのまま押し切り、試合自体は勝利したが、前述した「課題」はクリアできず。

全国出場を掛けてのコンソレーション 2回戦。対戦相手は、第7シードと主催者側の評価は、娘の所属する高校よりも上位。2回戦と同じ進行形式。シングルス 2 とダブルス 2 が同時進行。既に、シングル 1 とダブルス 1 が勝利していたので、メンタル的には圧倒的に有利だった。しかし、最初のポイントは、娘のミスショットであっさりと 0-30 となる。観戦していると明らかに「課題」を意識し過ぎている。

3-1 位のスコアだっただろうか。娘が、フォアーからダウン・ザ・ラインへ強烈なショットでポイント。「Come On!」と大きな気合が入る。娘ではなく、パートナーの気合。しかし、どうやら娘も同時に気合が入ったようである・・・観戦者には聞こえていなかったが小さなガッツポーズは実践しているのは見て取れた。

そして、続くポイントでもラリーの後、ダウン・ザ・ラインへのウィナー。「Come On!」と今回は間違いなく娘の声だった。シングルス 2 が隣のコートで勝利を決め、それが見えた瞬間から、波に乗る・・・サーブ・アンド・ボレー、ネットプレーを多用して、歓喜を上げ続ける。結果は、全く相手を寄せ付けることはなく 6-1 で圧勝!これで、全国大会への切符を手に入れた。

試合後、「まずは課題達成。しかし、まだまだ「やらされている」といった様子が伺える。もっと自然に自分を鼓舞することができるようにならなければいけない」との指摘を受けていた。

迎えた最終日。シングルス 3 でのエントリー。課題は全く変更なし!4-4となるまで、声をあげてのガッツポーズは1回のみ。無言のガッツポーズは、小さく何度も実践しているが。そして・・・

ラリーから、クロスへの深いリターン。対戦相手のリターンを見事にネットへ出ながらのドロップショット。これが見事に決まる。応援団から、歓喜の声援が怒涛のごとく響き渡る。しかし娘は・・・ノーリアクション・・・ベンチに座っている監督も吠えた素晴らしいタイミングでのドロップショット。しかも 4-4 というスコアのなかで。しかし・・・ノーリアクション・・・

「試合内容は良かったし、勝利したことが本人の自信になってくれればいいのですが・・・ただ、まだまだですね・・・課題は持ち越しです・・・」というのが監督の試合後のコメントだった。

全国選抜まで3ヵ月・・・誰が聞いても「簡単なはずのガッツポーズ」をどうやって克服していくのか。娘にとっては、テニスの技術的な向上よりも難しい課題かもしれない。

  1. 星香
    2010 年 1 月 2 日 18:00

    すっかり遅くなりましたが(..)(__)

    全国選抜決定!おめでとうございます(*^^*)

    Sちゃん達、後輩の活躍を楽しみにしています!

    おいしい、モツナベも食べてきてくださいね(*^o^)/\(^-^*)

    • Cha
      2010 年 1 月 3 日 10:26

      星香さん
      コメント、有難うございます。何とか先輩方の築いた伝統を死守し、3年連続の「全国選抜」出場を勝ち取りました。何かと騒がしい学校周辺ですが、何とか全国で爆発して欲しいところです・・・

  2. hingis.p
    2009 年 12 月 28 日 21:04

    初めまして・・・数週間前にここにたどり着きました
    全国選抜出場おめでとうございます。

    我が娘は多分同級生?だと思われますが、全国選抜を逃してしまいました。
    我が娘のガッツポーズは今までに一度しか見たことがないので、なんだか似ているなぁと
    コメントしてしまいました。
    ポーカーフェイスの良さもあるけれど、気持が乗っていきにくいのはうちも同じです。
    もう少し気持を出していけるといいといつも思っています。

    娘さん全国の舞台で心からのガッツポーズできると良いですね。

    • Cha
      2009 年 12 月 29 日 12:30

      hingis.pさん
      コメント有難うございました。なるほど、ガッツポーズができないのは我が娘だけではないんですね!ちょっと安心しました・・・特に、団体戦の場合、周囲への影響や試合の状況等を知らせるという意味でも「声」を出すことが必要でしょうね・・・この冬、勝利よりも大切な課題を課せられました・・・